日曜日に長蛇の列だった「星野道夫の旅」
平日なら大丈夫?と昨日行ってみる。
チケットを買うのに少し並んでいたけれど、黄門様の印籠のごとく見せた株主優待でスルー入場。
もう15年くらい前に体調を崩して突然入院することになり、ハハに「何か適当に本を持ってきて」
とお願いすると持ってきてくれたうちの一冊が「旅をする木」でした。
具合も悪い、精神的にも参った、という中で一か月間支えになってくれた本。
こうしてわたしが殺風景な病室のベッドで横になっている一方で、アラスカでは大自然の中でカリブーの大群が大移動していたり、ホッキョクグマが子育てしていたり。
当たり前のことなんだけど、自分の抱えていることは小っちゃい小っちゃい、と静かに前向きになれました。
展示してある写真が素晴らしいのはもちろんのこと、ところどころにあるエッセイの一部が心に響いて思わず涙。
行ってよかったな。
しんみりとしたところでうっかり5階を通ってしまったら、エンフォルドでワンピースをみつけてしまい、試着してみるとピッタリ。
あ~さっきまであんな素敵な世界観の中にいたのに、わたしって俗物だな。とつくづくイヤになったけれど、買ってしまった。 ←
つくづく自分の性格に呆れましたとさ