2018年に単行本が出ていても、文庫本になるまで読まないもんね、
と思っていたら(忘れていたのだけれど)やっと出ました
第一部から読み返そうかと思ったら、引っ越しやらなにやらで家には第六部からしかなかった
第一部「流転の海」から始まり第九部「野の春」
今まで出てきた人たちの今がそれぞれ書かれていて、だいぶ回収モードかな、と
思ったのだけれど、「ひとりひとりの無名の人間のなかの壮大な生老病死の劇」
と作者が言う通りそれぞれの業というか運命、宿命みたいなものがまざまざと、、
わたしが読み始めたのは第四部「天の夜曲」を入院していた時に
会社のおじさんがお見舞いで持ってきてくれたのがきっかけ
それから20年以上経っているけれど、とうとう終わってしまった、、という気持ちと
無事完結してよかった、という気持ちが半々
人として忘れてはいけない大事なことがたくさん書かれている本でした
一番好きなのは「錦繡」なのは変わらない
でも好きなだけでない、人生の教科書的な感じでずっと大切にしたいと思います
昨晩これを読み終わった後で好きな料理家さんが亡くなられたことを知り、
なんとなく寝付けずベッドの中でウダウダ
よく眠れるよう入浴剤をこれにしたのに、、、、
寝る前にスマホを見ちゃいかんという教訓
クナイプのグーテナハト
この薬草系の香りが大好き
いろいろと考える3月31日