今年のお初釜はお正客さん
あああ〜
一年に一度の着物が着られるかどうか、レースより仕事より何よりもプレッシャー
去年は帯の神様が降臨して奇跡的に着られたのに、今年は着物の神様にも見放され、帯の神様にも匙を投げられ、手伝ってくれる夫に「お太鼓が大き過ぎ!」「位置が低い」「中がぐちゃぐちゃ」と完全に八つ当たり状態
もうこれ以上家を出るのは遅くなれないギリギリのところでなんとか形になったので、先生には少し遅れます、と連絡してやっと出発(疲
帯に苦戦したのは伯母の形見、琥珀錦の帯が長尺で、余りが多くて大変だった、というのもあり
上品な色合いで可愛い
お掛け軸の「松樹千年の翠」は禅語【禅語】 松樹千年の翠 - 変わり続けるからこそ変わらない - - 禅の視点 - life -
わたしの拙い説明では伝わらないのでこちらを参照
そして大事なのはこの後に「不入時人意(時の人の意に入らず)」という句が続くこと
世の人の注目を引くこともなく、人知れぬ地道な努力の重要さを説いていて、どんな厳しい場所でもしっかりと自分の足で立ち、人知れぬところで力を尽くし成長する
流行や時代に流されることなく、松のような不変の強さを持った人になりましょう、っていう深ーいお言葉
なんかわたしが言うと何でも軽くなっちゃうんだけど
心に留めて今年一年過ごそうと思います
肝心のお初釜はぐずぐずのお正客のおかげで皆でのんびりと楽しく終わりましたとさ